シングルで動いたMODが、マルチだと動かない?
シングルプレイで快適に遊べていたMOD構成でも、 いざ友達と遊ぼうとすると「サーバーが起動しない」「友達だけ入れない」が頻発します。 原因の大半は、手順の順番ミスとサーバーとクライアントのMOD構成のズレです。
逆に言えば、正しい順番でやれば難しいことはありません。 この記事では、MOD対応サーバーの定番であるForgeを使い、 バージョン1.20.1を例にサーバー設置から友達の接続までを通しで解説します。 (他バージョンでも流れは同じです。読み替えポイントはその都度示します)
Forge・Fabric・NeoForgeの違い(先に30秒で)
MODを動かす土台を「MODローダー」と呼びます。代表は次の3つです。
| ローダー | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Forge | 最古参で対応MODが最も多い。大型MOD・MODパックの定番 | Pixelmon・工業・魔術系など大型MODで遊ぶ |
| Fabric | 軽量で新バージョン対応が速い | 最新バージョン+軽量化・便利系MOD中心 |
| NeoForge | 2023年にForgeから分岐した後継系。1.20.2以降の新作MODで採用増 | 1.21系以降の新しいMODパック |
重要なのは「遊びたいMODが対応しているローダーに合わせる」こと。 ローダーが違うMODは混ぜられません(Forge用MODはFabricサーバーで動きません)。 迷ったら、遊びたいMODの配布ページで対応ローダーとバージョンを確認してから始めてください。 1.20.1の大型MODはForge対応が最も多いため、本記事はForgeで進めます。
STEP1: Javaを準備する
Minecraft 1.18〜1.20.4のサーバーにはJava 17が必要です (1.20.5以降はJava 21。出典: Minecraft Wiki)。
- Windows(自宅PC): Adoptiumから「Temurin 17 (LTS)」のインストーラを入手して実行
- Ubuntu(VPS):
sudo apt install -y openjdk-17-jre-headless
導入後、コマンドプロンプト(またはターミナル)で確認します。
java -version
openjdk version "17.x.x" のように17系が表示されればOKです。
STEP2: Forgeサーバー本体を設置する
Forgeのインストーラは公式サイト files.minecraftforge.net から入手します。1.20.1のページで「Recommended」のInstallerを選んでください (2026-08-22時点の推奨版は47.4.10)。
自宅PCの場合: 空のフォルダ(例: C:\forge-server)を作り、インストーラをダブルクリック。
「Install server」を選び、作ったフォルダを指定して実行します。
VPS(Ubuntu等)の場合: 同じことをコマンドで行います。
mkdir ~/forge-server && cd ~/forge-server
# インストーラを設置フォルダに置いてから
java -jar forge-1.20.1-47.4.10-installer.jar --installServer
完了すると、フォルダに次のファイルが生成されます。
run.bat/run.sh… 起動スクリプト(Windows用/Linux用)user_jvm_args.txt… メモリ割当などJava引数を書く設定ファイルlibraries/… Forge本体のライブラリ群
1.17以降のForgeは起動スクリプトが自動生成されるので、自分でbatファイルを書く必要はありません。
STEP3: 初回起動とeula同意
run.bat(Linuxは ./run.sh)を実行すると、初回は数秒で停止します。
これは失敗ではなく、フォルダに生成された eula.txt への同意待ちです。
eula.txt をメモ帳等で開き、MinecraftのEULAを確認のうえ
eula=false を eula=true に書き換えて保存します。
あわせて user_jvm_args.txt にメモリ割当を追記しておきましょう(例は4GB割当)。
-Xmx4G
-Xms4G
何GBにすべきかはMOD数で大きく変わります。詳しくは MODサーバーのメモリ目安にまとめました。
再度 run.bat を実行すると、ワールド生成が走ってサーバーが起動します。
コンソールに Done (◯◯s)! が出れば成功です。
stop と入力すると安全に停止できます(ウィンドウを閉じるだけの強制終了はワールド破損の元)。
サーバーにウィンドウ画面が不要な場合は、起動スクリプトの java 行末に nogui を足すと軽くなります。
STEP4: MODを入れる
サーバーを停止した状態で、フォルダ内の mods フォルダにMODのjarファイルを入れます。
入れたら起動して、コンソールにエラーが出ないか確認。これだけです。
つまずきポイントは3つあります。
- 前提MOD(ライブラリ)の入れ忘れ — 多くのMODは別の前提MODを要求します。配布ページの「Dependencies / 前提」欄を必ず確認
- クライアント専用MODの混入 — 影MOD・ミニマップ等の描画系MODはサーバーに入れると起動失敗の原因になります。エラーログにMOD名が出たら抜く
- 一気に全部入れる — 起動しなくなったとき原因が特定できません。数個ずつ入れて起動確認を繰り返すのが結局最速です
STEP5: クライアント側の設定と接続
参加する全員が次を揃える必要があります。
- Minecraft本体のバージョン(1.20.1)
- Forgeクライアント(公式ランチャーにインストーラで導入。サーバーと同系バージョン)
modsフォルダの中身(サーバーと同じMOD構成。クライアント専用MODの追加はOK)
接続はマルチプレイ画面から。自分のPCに立てた場合は localhost でまず動作確認。
友達に入ってもらうには、自宅サーバーならポート開放(既定ポート25565)と自宅のグローバルIP、
VPSならVPSのIPアドレスを伝えるだけです。
入れないときはサーバーに入れない時のチェックリストを上から順に。 マンション回線などでポート開放自体ができない場合は ポート開放なしで遊ぶ方法へ。
ローカルとVPS、どちらで立てるべき?
| 自宅PC(ローカル) | VPS | |
|---|---|---|
| 費用 | 0円〜(電気代は別) | 月額あり |
| 24時間稼働 | PCつけっぱなしが必要 | 標準で24時間 |
| ポート開放 | 必要(不可の回線もある) | 不要 |
| 友達との常用 | ホストが起動しないと遊べない | いつでも誰でも入れる |
「まず1人で試す」「たまに友達と数時間」ならローカルで十分です。 一方、自分がいない時間も友達が遊べる常設サーバーにしたいなら、 自宅PCの常時起動は電気代・騒音・PC寿命の面で割に合わないことが多く、VPSが現実的です。 費用の実額比較は24時間サーバーの費用比較で解説しています。
VPSでも手順はこの記事と同じ(STEP1のUbuntuコマンドを使うだけ)。 どのVPSを選ぶかはマイクラ向けVPS比較を参考にしてください。
コンソールに友達のログイン通知が流れ、 自分が入れたMODの世界を一緒に歩き出す——ここまでくれば、あとは遊ぶだけです。
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