Aternosが重いのは、あなたの設定ミスではない

「サーバー起動」を押してから友達が入れるまで10分。 遊んでいる最中もカクつく。トイレに立って戻ったらサーバーが落ちていた—— Aternosでよくあるこの体験は、設定を見直しても解決しません。 無料でサーバーを提供するための仕組みがそのまま原因だからです。

Aternosの主な制限は次の4つです。

制限 仕組み
待機列(キュー) 世界中の無料サーバーを共有設備で動かしているため、混雑時間帯は起動の順番待ちが発生します
自動停止 プレイヤーが誰もいない状態が約5分続くと、設備を空けるためサーバーが停止します。次に遊ぶときはまた起動からやり直しです
スペック上限 メモリは2GB前後・ストレージ4GBが上限とされています(解説記事ベースの目安)。大型MODや描画距離を伸ばす設定は厳しくなります
サーバーの場所 設備は欧州にあり、日本からは通信の往復だけで100ミリ秒を超えやすく、操作の「ワンテンポ遅れ」につながります

念のため書いておくと、Aternosは広告収入で無料を実現している誠実なサービスです。 「まず0円でマルチを試す」用途では今も最良の選択肢のひとつで、 悪いのではなく、常用するには設計が合わないというだけの話です。

待ち時間の本当のコストは「友達の熱」

30分しか遊べない平日の夜に、起動待ちで10分溶けると、遊べる時間は3分の2になります。 もっと痛いのは時間そのものではありません。

「サーバー起動したよ」と送ったのに、入れるようになった頃には 友達が別のゲームを始めている——この積み重ねで、マルチの誘いは自然に減っていきます。 ワールドは消えていないのに、一緒に遊ぶ習慣のほうが先に消える。 これがAternos常用のいちばんの損失です。

VPSに移すと何が変わるか

VPS(仮想専用サーバー)は、事業者のデータセンターの一区画を借りて 24時間動かすサーバーです。月額はかかりますが、Aternosの制限がすべて外れます。

項目 Aternos(無料) VPS(有料)
起動待ち 混雑時は待機列 なし(常時起動)
自動停止 無人約5分で停止 なし(放置系装置も動き続ける)
メモリ 2GB前後が上限の目安 2〜16GB以上をプランで選択
サーバーの場所 欧州 国内データセンター
MOD/プラグイン 対応(スペック内で) 対応(スペックを選べる)
月額 0円 630円〜(2GB、2026-08-22時点)

24時間止まらないことの価値は、放置系の装置を使うほど大きくなります。 詳しくはアイアンゴーレムトラップを24時間回す方法で解説しています。

乗り換え先はこの2つから選べば失敗しにくい

Aternosからの乗り換えで比較されやすいのは、テンプレートで構築が簡単な次の2つです。

Aternosからの乗り換え先候補(料金は2026-08-22時点)
ConoHa for GAME 迷ったらこれ XServer GAMEs
2GBの料金 (2026-08-22時点) 月630円〜(長期割引パス)3日220円〜
8GBの料金 (2026-08-22時点) 月2,283円〜30日2,500円
お試しのしやすさ 時間課金あり72時間無料お試し
構築方法 テンプレート+Minecraft Managerブラウザ完結
MODの自由度 高い(root権限あり)管理画面の範囲内
割り勘(8GBを4人で) 1人約571円1人約625円

ConoHa for GAME 迷ったらこれ

2GBの料金
月630円〜(長期割引パス)
8GBの料金
月2,283円〜
お試しのしやすさ
時間課金あり
構築方法
テンプレート+Minecraft Manager
MODの自由度
高い(root権限あり)
割り勘(8GBを4人で)
1人約571円

XServer GAMEs

2GBの料金
3日220円〜
8GBの料金
30日2,500円
お試しのしやすさ
72時間無料お試し
構築方法
ブラウザ完結
MODの自由度
管理画面の範囲内
割り勘(8GBを4人で)
1人約625円

各社公式サイトの公表値(2026-08-22時点)。ConoHaの長期割引パス価格は2026-09-11までのキャンペーン適用時

迷ったらConoHa for GAMEです。バージョン変更やバックアップを ブラウザから操作できるMinecraft Managerがあり、Aternosの管理画面の感覚に近いまま、 待機列と自動停止だけがなくなります。 まず数時間だけ試したい場合は時間課金、常用を決めたら長期割引パスに切り替える使い方ができます。

他社を含めた詳しい比較はマイクラ向けVPS比較にまとめています。

ワールドデータの移行手順(概要)

いま遊んでいるワールドは、そのままVPSに持ち込めます。全体の流れは5ステップです。

  1. Aternosからワールドをダウンロード: 管理画面の「ワールド」からzipでダウンロードします。念のためローカルにもコピーを残してください
  2. VPSを契約: Minecraftテンプレートを選ぶと、サーバー本体は自動で構築されます
  3. バージョンとサーバーソフトを揃える: Aternos側と同じバージョン・同じ種類(バニラ/Forge/Fabric/Paper)にします
  4. ワールドを配置: ダウンロードしたワールドフォルダをサーバーに転送し、設定ファイル(server.properties)のワールド名を合わせます
  5. 新しいアドレスを友達に共有: 接続できたら移行完了です

Forgeサーバーの構築とワールド配置の詳しい手順は Forgeサーバーの立て方で解説しています。 メモリを何GBにするか迷ったらMODサーバーのメモリ目安が参考になります。

移行が終わると、夜にゲームを開いたらもうサーバーは動いていて、 先に入っていた友達の建築が進んでいる——そんな状態が当たり前になります。 まずはVPS比較記事でプランを決めるところから始めてください。